【ポーランド研修】歴史と平和を学ぶ海外研修を実施しました

2026年9月5日

8月25日から9月3日にかけて、本学の学生10名がポーランド研修に参加しました。

今回の研修では、ポーランドのクラクフとワルシャワを訪れ、第二次世界大戦の歴史やポーランドの文化について、現地での見学を通して学びました。

学生たちはポーランド国内での乗り継ぎを経て、日本から15時間かけてクラクフへ到着。長時間の移動で疲れもありましたが、旧市街を散策し、美しい街並みや伝統料理のピエロギを楽しみながら、現地での研修がスタートしました。

翌日は、ヴァヴェル城や大聖堂を見学し、ポーランドの歴史や文化に触れました。

今回の研修で重要な訪問先となったのが、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館です。

学生たちは、当時の収容所の建物や展示資料を見学し、ナチス・ドイツによるホロコーストの歴史について学びました。ガイドの説明を聞きながら、収容された人々が置かれていた状況や、そこで行われた非人道的な行為について理解を深めました。

実際に現地を訪れた学生からは、緑に囲まれた静かな風景と、かつてその場所で起きた出来事との大きな隔たりに衝撃を受けたという感想が寄せられました。写真や教科書だけでは感じ取ることのできない現地の空気に触れ、ホロコーストの悲惨さと、この歴史を忘れてはならないという思いを強くしたようです。

また、クラクフでは現地ガイドの案内で、ユダヤ人の歴史と関わりの深いカジミエシュ地区やシンドラー博物館を訪れました。

学生たちは事前学習で映画『シンドラーのリスト』を鑑賞しており、実際の撮影場所や関連する史跡を訪れることで、映画で描かれていた出来事をより現実的なものとして捉えることができました。博物館では、第二次世界大戦当時の人々の暮らしや戦争の実態について、展示や解説を通してさらに理解を深めました。

こうした見学を通して、戦争の歴史を学ぶだけでなく、時代や社会が人々の考え方に与える影響についても考える機会となりました。学生たちは、一つの情報だけで判断せず、さまざまな視点から物事を捉え、自分自身で考えることの大切さを感じたようです。

その後は列車で首都ワルシャワへ移動しました。日本とは異なる鉄道の利用方法に戸惑う場面もありましたが、学生同士で協力しながら移動することができました。

ワルシャワではグループごとに行動し、ワルシャワ王宮や旧市街などを見学しました。

王宮では、ポーランドの国章である白い鷲の装飾が施された玉座をはじめ、豪華な内装を見学し、王家の歴史に触れました。

また、ワルシャワの旧市街は、第二次世界大戦によって大きな被害を受けた後、人々の手によって歴史的な街並みが復元された場所です。美しく再建された街を歩いた学生たちは、戦争によって失われた歴史や文化を後世に伝えようとする人々の思いを感じました。

約1週間の滞在を終え、学生10名は無事に帰国しました。

今回の研修では、歴史的な場所を実際に訪れることで、事前学習で得た知識を深めるとともに、戦争の記憶を継承することの大切さについて考えました。また、現地の街並みや文化、人々の暮らしに触れることも、ポーランドへの理解を深める貴重な経験となりました。

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