ポーランド ニコラウス・コペルニクス大学交換留学レポート Vol.3

2025年12月3日

M.S.さん(国際コース2年)

ポーランド・トルンに到着して2か月が経ち、現地での生活がより充実してきました。11月は留学生仲間や日本語学科の学生と過ごす時間が増え、カフェに行ったり、散歩をしたりしながら、英語でのコミュニケーションにも少しずつ自信がついてきたと感じています。授業では難しい課題もありますが、仲の良い留学生が丁寧に教えてくれるので、とても心強い存在です。

毎週水曜日は “Welcome Café” という交流イベントがあり、紅茶やポーランドのお菓子を食べながら、各国の文化や習慣について話すことを楽しんでいます。食文化やファッションの違い、そして恋愛観など、国が異なるからこその話題でよく盛り上がります。

授業では、日本文学について英語でプレゼンテーションをする機会があり、久しぶりの発表で緊張しましたが良い経験になりました。“How to Persuade” の授業では、文章を書く中で文法やスペルの難しさを実感し、自分の英語力を見直すきっかけにもなっています。

11月11日のポーランド独立記念日には、旧市街に多くの人が集まり、国旗を掲げて祝う光景が印象的でした。軍のセレモニーやパフォーマンスなども行われ、ポーランドの歴史を身近に感じる機会になりました。

11月は週末を利用していくつかの都市を訪れ、ポーランド各地の歴史や文化に触れることができました。教会や旧市街の街並み、名産品など、街ごとに異なる魅力に触れ、ポーランドの奥深さを改めて感じています。アウシュビッツ=ビルケナウ博物館も訪れ、現地で説明を聞きながら学ぶことで、歴史を知ることの大切さを強く実感しました。

生活が整い、充実しているからこそ、一日一日が本当に早く過ぎていきます。残りの3か月も、積極的に学びと経験を重ねながら過ごしていきたいと思います。

N.O.さん(英語コミュニケーションコース3年)

ポーランドでの生活にも慣れ、11月は一気に冬らしい寒さになりました。雪が積もる日もあり、日本とは違う気候の中で季節の移り変わりを感じています。寮では自炊や洗濯を自分で行う生活にも慣れ、共用キッチンで他国の学生と会話する機会も増えました。授業の合間には、日本語学科の学生と食事に行き、日本の音楽やアニメの話で盛り上がりました。自分が知らなかった日本の文化に詳しい学生も多く、新しい視点を得られる良い交流になりました。

11月はポズナン、グダニスク、ソポト、クラクフなどにも足を運びました。ポズナンのカラフルな街並みや、グダニスクの琥珀の祭壇、クラクフの聖マリア教会など、どの街にも魅力があり、訪れるたびに新しい発見があります。クラクフではアウシュビッツの見学にも参加し、当時の歴史と向き合う大切さを改めて感じました。

また、留学前から「ポーランドでダンスレッスンを受ける」と決めていたため、勇気を出して申込み、参加することができました。レッスンはポーランド語で行われ、言葉はほとんど分かりませんでしたが、音楽と動きで十分楽しめました。言語の違いを越えてコミュニケーションできるダンスの力を改めて感じ、自分の中で大きな達成感が生まれました。

寒さが厳しくなる中でも、多くの人と出会い、さまざまな場所を訪れることで、毎日が新しい学びにつながっています。残りの留学期間も、この環境を大切にしながら過ごしていきたいと思っています。

 

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