2025年12月1日
大学生活に向けて新しくPCを購入する方も多いと思います。最近では「ARMプロセッサ(スマートフォンなどと同じ処理チップ)」を搭載したWindows PCが増えてきていますが、本学では授業や学習に支障が出る可能性があるため、ARM版Windows PCは非推奨としています。
特に注意が必要なのは、最新(2025年モデル)のMicrosoft Surfaceシリーズです。これらはすべてARMプロセッサが搭載されているため、本学としては推奨していません。また他のメーカーからもARMプロセッサ搭載モデルが販売されていますので、購入の際は十分ご確認ください。
ARM版Windows PCの注意点
- ソフトウェアの互換性不足
多くのWindowsソフトウェアは従来のx86/x64プロセッサ向けに開発されており、ARM版では動作しない、または速度や安定性に問題が生じることがあります。 - 周辺機器ドライバの非対応
プリンタやスキャナ、その他の学習や研究で使う機器がARMに対応していない場合があり、利用できない可能性があります。 - パフォーマンスの不安定さ
ARM専用アプリであれば快適ですが、多くのアプリはエミュレーション動作となり、処理速度が低下しやすくなります。 - 情報やサポートの不足
ARM版Windowsはまだ普及途上にあり、トラブル解決のための情報が限られているほか、公式サポートも不十分な場合があります。
ARM版Windowsは将来的に魅力的な選択肢になり得ますが、授業で利用するソフトウェアや周辺機器をトラブルなく使うためには、従来のIntel/AMD製プロセッサ搭載のWindows PCを選ぶことを強く推奨します。安心して大学生活のスタートを切るためにも、PC選びの際は十分ご注意ください。
なお、本学が推奨するPCのスペック(性能)については以下のページをご覧ください。
https://www.kyoai.ac.jp/information/20251201-18500/