9月から中国・西安外国語大学に交換留学している本学学生から、現地レポートが届きました。歴史と文化が息づく西安での新しい生活が始まり、日々多くの発見や挑戦を重ねています。今回はその様子をご紹介します。
K.K.さん(情報・経営コース3年)
中国に到着して、最初の1か月がようやく終わりました。出発前は「飛行機の乗継は大丈夫だろうか」「友達はできるのだろうか」「ホームシックにならないだろうか」と、不安でいっぱいでした。でも、漫画『キングダム』がきっかけで中国史が大好きになった私にとって、西安はまさに“聖地”のような場所です。ここに実際に来られたことが、何よりワクワクする体験になっています。
到着後は、空港で迎えてくれたボランティアの学生さんたちが、キャンパスまでの移動や学生登録のサポート、キャンパス内の案内までしてくれました。彼らの温かい歓迎のおかげで、不安が一気に和らいだように感じました。
また、到着してすぐ、キャンパスでバレーをしていた現地の学生に声をかけ、飛び入りで参加させてもらいました。断られるのではと不安もありましたが、実際には快く受け入れてもらい、一緒にプレーした後は微信(日本でいうLINE)を交換し、すぐに友達ができました。街に出ても、店員さんやタクシーの運転手さんは気さくな方が多く、日本語を知っている人にも出会うことができ、想像以上に温かく迎えてもらっています。
普段は午前中に授業を受け、中国語漬けの毎日を過ごしています。午後は友人とスポーツやビリヤードを楽しみ、休日には登山や博物館で歴史や自然に触れました。特に印象に残っているのは、西安外国語大学日本文化経済学院の創立50周年記念で行われたサッカー交流試合です。サッカー経験はほとんどありませんでしたが、OB対現役正課生の試合に参加し、なんと2得点を決めることができ、自分でも驚きました。その日の夜には新疆料理をごちそうになり、多くの現地学生と交流できて、とても充実した1日になりました。
この1か月は、入寮やビザ申請、銀行カードの作成、生活用品の買い出しなどでとても慌ただしく過ぎていきました。停電やトイレの故障といったトラブルもありましたが、それも含めて「ここでしかできない経験」だと思っています。これからの留学生活で、さらに多くの人と出会い、歴史や文化を学びながら、自分自身を成長させていきたいです。
これからも学生たちの体験を随時ご紹介します。次回のレポートもぜひ楽しみにしていてください。