地域活性化演習「スローシティ」の履修学生13人が前橋市の視察派遣事業として8月19日から21日にかけて、宮城県気仙沼市を研修に訪れました。
前橋赤城と同じくチッタスロー国際連盟に加入する気仙沼市は、日本で初めて同連盟への加入が認められた「スローシティ」の先駆けでもあります。この度の研修では、自治体としていち早く「スローな暮らし」を重んじることを打ち出した気仙沼市で、市民の地域幸福度(ウェルビーイング)についての調査すること、また同連盟の認証項目に基づいて同市の魅力ある場所やひと・モノを調査・収集し、「かるた」としてまとめることを目的としました。
学生たちはグループに分かれ、「幸福度」を市民への直接取材をして調査、またはスローシティ気仙沼の魅力を伝えるかるたの製作を手掛けました。幸福度調査の班は、市役所や市施設を利用する市民の方に直接取材。20代から80代の30人に回答していただくことができました。一方、かるた班は市内の魅力ある場所をレンタサイクルやバスなどを使いながら巡り、撮影した写真と自分たちで考案した読み札を組み合わせてかるたづくりを進めました。
研修3日目には、調査結果とかるた製作の報告会を開催。市職員の方や市民の方も多数来場され、学生たちの学びの成果を見守ってくださいました。質疑応答などもあり活発な意見交換をすることができました。
また、訪問2日目には菅原茂気仙沼市長への表敬訪問、併せて菅原昭彦気仙沼商工会議所会頭に「スローシティ気仙沼とウェルビーイング」をテーマに講演いただきました。気仙沼の精神性、「スローシティ」としての歩みやこれまでの取り組み、今後の方向性など、大変有意義なお話に学生たちも熱心に耳を傾けていました。
- 菅原気仙沼市長
- 菅原気仙沼商工会議所会頭
菅原市長、菅原会頭、同市震災復興・企画部の神谷様をはじめとする市職員の皆様、また調査活動にご協力くださいました気仙沼市民の皆様に心から御礼申し上げます。