2025年6月10日、初等音楽概説の授業(児童教育コース主に1年生が履修)で、共愛小学校6年生とインドネシアの音楽に親しみました。NPO法人日本インドネシア・バリ教育文化協会代表理事の飯田茂樹先生をゲストにお迎えして、授業前半では、小学生の音楽科教科書にも掲載されているインドネシアのバリ島のガムランという音楽を大学生が演習しました。
授業の後半に、共愛小学校の6年生がご来学され、音楽的交流を行いました。まず、大学生が児童のみなさんへ、群馬にはインドネシアの方が多く暮らしていること、インドネシアの国や文化の特徴、さらに今回の交流で楽しむ音楽について説明しました。次に、飯田先生よりガムランの音楽の特徴について解説があり、大学生も小学生もみなさん耳を澄まして音の特徴を聴き取っていました。その後、共愛小学校6年生のみなさんがバリ・ガムランの演奏に挑戦しました。大学生は、児童のみなさんに笑顔で演奏する鍵盤を指さしたり、優しく声をかけたりしながら、演奏の仕方を教えました。6年生のみなさんもガムランをあっという間に演奏できるようになり、曲を合わせて合奏した際には思わず拍手が起こっていました。
最後に、《翼をください》を小学生と大学生が一緒に演奏・歌唱しました。大学生は、共愛高校から本学へ昨年度寄贈いただいたアンクルンというインドネシアの竹の楽器を含めた伴奏を担当し、小学生のみなさんは、二部合唱を担当しました。大学生は児童のみなさんの素敵な歌声に感じ入りながら演奏されていました。
大学生のみなさんにとって、インドネシアの音楽に親しむだけでなく、共愛小学校のみなさまと交流するという貴重な機会となりました。飯田先生をはじめ、ご協力くださったみなさまに厚く感謝申し上げます。
文責:児童教育コース教員 八桁由布樹
まずは大学生がバリ・ガムランを一曲演奏できるように練習しました
次に、大学生が児童のみなさんにガムランを教えました
最後に、大学生によるアンクルンの説明を行い、児童とともに《翼をください》を奏でました。八桁ゼミ3年生2名も手伝ってくださいました。