群馬のためにできることを探して:現場体験学修(桐生市)

2025年6月24日

授業「群馬で学ぶ」の一環として、桐生市での現場体験学修を実施しました。

「群馬で学ぶ」は「群馬のために自分たちに何ができるか」を主体的に考えることを目的とした授業です。県の総合計画を読み説き、富岡市、桐生市、大泉町、群馬県庁などで現場体験を行い、学生自身が具体的な政策提案へと落とし込んでいきます。

今回の桐生市での学修では、「関係人口の創出」をテーマに街づくりを考えました。拠点となった「まちなか交流館」では、館長の鵤木さんと、NPO法人本一・本二まちづくりの会理事長の齋藤さんより、桐生の歴史や産業、まちづくりの取り組み、買場紗綾市の運営などについてお話を伺いました。あわせて街歩きのポイントもご紹介いただきました。

その後は齋藤さんの案内で本町通りを歩き、調査しました。桐生天満宮に向かって南北に伸びるこの通りは、歴史的な建物や商店が立ち並び、特に1・2丁目エリアは「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」に指定されています。昨年末には電線地中化が完了し、石畳の道路とともにレトロな街並みがより魅力的に整備されています。この日は「天満宮子民具骨董市」「買場紗綾市」が開催されていたので、より一層の賑わいを見せていました。

午後の街歩きでは、本授業を担当する児浦良裕准教授のゼミで桐生の地域研究に取り組む学生が案内を務めました。織物工房や工場をリノベーションした書店、象徴的なのこぎり屋根の建物などを巡り、桐生の地域資源の魅力を体感しました。いわゆる「映える」商店やスポットも多く、学生たちも盛んに写真を撮っていたようです。

今回の学修にあたり、多大なるご協力をいただきました桐生市役所の皆様、まちなか交流館、NPO法人本一・本二まちづくりの会、cocotomo、絹遊塾工房風花の皆様そして街中で温かく接してくださった地域の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

 

 

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