教員紹介

Profile

田所 淳
教授
田所 淳
TADOKORO Atsushi
共愛学園前橋国際大学デジタル共創学部教授。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。修士(政策・メディア)。クリエイティブコーダー。アルゴリズムを用いた音響合成による音楽作品の創作や、音響と映像を融合したインスタレーション作品の制作を行う。また、プログラミングを即興で行う「ライブコーディング」によるパフォーマンスを、MUTEK.jp、ICMC(国際コンピュータ音楽会議)、ICLC(国際ライブコーディング会議)など、国内外のフェスティバルやカンファレンスで展開。アルスエレクトロニカ・フェスティバルをはじめ、世界各地で作品を発表している。著書に『共鳴するコード、SuperColliderで創る音の世界』『演奏するプログラミング、ライブコーディングの思想と実践―Show Us Your Screens』『Processing クリエイティブ・コーディング入門 ―コードが生み出す創造表現』『Beyond Interaction[改訂第3版]クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド』など。

Webサイト: https://yoppa.org/

学生へメッセージ

「競争」から「共創」へ、望ましい未来を「想像」し「創造」しよう

これまでの社会では、決められた枠組みの中で他者と競い合い、優劣を決める「競争」が重視されてきました。しかし、皆さんがこれから歩む時代においては、その前提が大きく変わります。複雑化する世界で求められているのは、個人の勝利ではなく、互いの知恵を重ね合わせて新しい価値を生み出す「共創」です。

大学という場所は、望ましい未来への「想像」を、社会を動かす具体的な「創造」へと進化させる実践の場です。必要となるものは、単なる知識の量ではなく、0から1を生み出し、1を100に広げるクリエイティビティです。その創造力を最大限に発揮するために、3つの共創に挑戦してください。

一つ目は「他者との共創」です。自分とは異なる背景や価値観を持つ仲間との協働は、時に困難を伴いますが、それ以上に大きな可能性を秘めています。異なる視点が交差することで、一人では到達できない革新的なアイデアが生まれます。他者への共感と思いやりを通じて、新たな解決策をデザインしてください。

二つ目は「AIとの共創」です。急速に進化するデジタル技術は、私たちの創造的活動を支える不可欠な基盤です。中でもAIは、膨大な情報を整理し、無数の選択肢を提示してくれる頼もしいパートナーとなる可能性を秘めています。技術に使われるのではなく、技術を使いこなし、より高い次元での創作に挑戦してください。

三つ目は「地域社会との共創」です。真の創造性は、現実社会との接点において発揮されます。キャンパスの外へ出て、地域の人々が抱える課題に耳を傾け、共に解決策を模索してください。

未来は、ただ待っていれば訪れるものではありません。私たち自身の意志と手で望ましい未来を「想像」し、形にしていくものです。デジタル技術という現代のツールを自在に操り、仲間やAI、地域社会と手を取り合いながら、皆さん自身の手で明るい未来を「創造」してください。

研究内容について

メディアアート、クリエイティブコーディング、ライブコーディングをテーマに研究と創作を行っています。学生時代より一貫して、コンピュータプログラム、つまり「コード」を用いた創造的な表現活動の探求に取り組んできました。

研究の出発点は、プログラミングで生成した音響によって構築されたコンピュータ音楽作品の制作でした。2000年代に入ると、コードを用いて生成的に画像、音、アニメーション、3Dグラフィックなどを作成する「クリエイティブコーディング」の世界に強く惹かれ、活動の領域を広げました。その後、音響と映像の双方を不可分なものとして横断的に扱う、オーディオビジュアル形式のパフォーマンスやインスタレーション制作へと表現を深化させてきました。

近年、特に注力しているのが「ライブコーディング」という分野です。これは、即興的にプログラミングを行いながら、そのコーディングのプロセス自体を観客に提示し、リアルタイムに音響や映像を生成・操作するパフォーマンスです。

担当科目

Python基礎Research ProjectI・IIIssue-Based Research Project PBLDX事情I・IIアートとメディアデジタル技術とヒトデジタルコンテンツ・メディア制作論プログラミングII人工知能の活用UIUXデザインとメディア

所属する機構/コースの教員一覧

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