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スタッフインタビュー
情報・経営コース 学部長村山 賢哉

高校のような、家族のような、そんな大学

―先生の研究分野について教えて下さい!

商学という学位を持っていて、研究内容としては、組織論と情報管理論、人的資源管理論がメインです。組織がどのようにすれば上手くいくかを考える際に、今の時代、情報は切り離せないものなので、経営情報やプログラミングなどの研究も行っています。

元々アパレル業の経営に興味があり、経営をするためにはどのようにすれば上手くいくのかを学びたくて大学に入学しました。しかし、在学中に、インターネットやコンピューターが急速に成長し、普及していく様子や社会の盛り上がりを見て、服よりもコンピューターの方が面白いと感じ、情報管理を学べるゼミを選択しました。

―先生の思う“共愛らしさ”とはどんなところだと思いますか?

うわべの言葉ではなく、「学生と教職員の距離が近いところ」が一番本学らしいところだと思っています。これは、実現できるようで簡単にはできないことで、例えば、ゼミ単位であれば、教員と学生の距離が近い大学はいっぱいあると思いますが、コースや学年を問わず、授業をとっていない学生が学内で話しかけてくれたり、交流を持てたりすることができる大学は日本でも数少ないのではないかと思います。ある意味高校っぽさがあったり、はたまた父親のような気持ちになる瞬間もあったりと、それくらい距離の近さが特徴的だと思います。これは、大学としての魅力でもあり、僕が共愛を大好きな理由でもあります。

学生は、勉学に優れている人だけでなく、勉強はちょっと苦手でもコミュニケーションが得意であったり、行動力があったり、様々なタイプの学生が多くいます。これも本学の魅力を作っている一つの要因で、勉学に限らず活躍できる場が多くある本学ならではだと思っています。

―印象に残っている学生とのエピソードを教えて下さい!

2014年のビジネスコンテストGIA(群馬イノベーションアワード)で、ゼミ生が初めて部門賞をとった時は感動しました。大きな舞台で、聴衆を惹きつける完璧なプレゼンをして評価をされた。そこに辿り着くために、本当に沢山の努力を重ねていて、学生から「頑張る」ということを教えてもらいました。さらに、その頑張りが結果として実った瞬間だったのでより印象深く残っています。
私がゼミを持って1年目の時には、cvg(キャンパスベンチャーグランプリ)という日本で一番大きな大学生向けのビジネスコンテストに参加しました。東京エリアのセミファイナルの舞台で、都内の名だたる学校と並び、発表をしているゼミ生を見たときに、「群馬で教育をすることの面白さ」を実感しました。確かに、都内と比較すると、刺激が少なかったり周りの規模が小さかったりすることもあるけれど、学生のためを思って教育をしていれば、群馬でも素晴らしい学生を育てることができるのだと改めて自信を持つことができた瞬間でした。
そして、学生はインターンや課外活動、僕の知らないところでも、地域にたくさん出ていて、そこで関わりのあった地元の企業の方や自治体の方から、学生を褒めていただくことが多々あります。そういった、学生が自分と向き合って頑張っているところと、それを第三者から評価をしてもらうところの狭間にいる時、嬉しく思ったり誇らしく思ったりすることが多いかなと思います。
日常の中では、授業以外のプライベートな相談を受けることもとても多く、ここでは話しきれないほど思い出が沢山ありますね(笑)

―高校生や在学生に向けてメッセージをお願いします!

出来ないことを諦めるのではなく、出来るように工夫する力を身に着けてほしいです。そして、そのやりたいことを実現する練習の場として、大学を上手く活用してほしいと思います。僕は、勉強はもちろん、遊びでもバイトでも何にしても全力で取り組んでほしいと思っているのですが、それは、皆さんが経験することに役に立たないことはないからです。僕自身も学生の頃、今とは違うことだけど、全力を尽くしていたことが、今全力でやりたいことに活きています。勉強のためだけに時間を無駄にしないのではなく、時間を無駄にせずにやりたいことに全力で取り組んでもらえたらなと思います。

頑張る機会は大人になってからもあります。でも、そういった時の頑張る力というのは若い時にしか身に付かないと思っています。逆に言うと、学生時代の頑張った経験は、将来必ず役に立ちます。是非、本学の4年間で頑張り方を身に付けてもらいたいです。
大学は、学生の皆さんがやりたいことをやれる、そんな場所でいたいと思っています。

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