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在校生インタビュー
国際コース 2年近藤 花菜 (帝京高校出身)

競技も、学業も。好きなことに全力で

技を習得する瞬間が最高に楽しい!飛び込みという競技との出会い

飛び込みという競技で私がいちばん楽しいと思う瞬間は、ずっと上手くいかなかった技に成功した時です。技を習得する方法は独自の感覚に頼るところがあるので、「ここを変えると上手くいく」という自分なりの感覚を研究し、ぴったりくるものを探します。その感覚に気づいた瞬間がとても楽しいですね。

競技を始めたのは9 歳上の姉の影響でした。小学 2 年生の夏休み中に姉の練習について行き、遊び感覚で体験したのが始まりです。 3 年生の時には正式にクラブチームに所属して、本格的な練習に打ち込むようになりました。飛び込みは、自分から「やってみたい!」と思えたスポーツでした。もともとは競泳を習っていたのですが、飛び込みの先生の優しくて愉快な人柄や褒めて伸ばす指導方法が当時の私は楽しくて嬉しくて。それが競泳から飛び込みに転身した理由のひとつでした。

逆境に打ち勝つ精神力で日本選手権初優勝

今回、日本選手権の「女子1 メートル飛板飛込」で初優勝することができました。試合では 5 種目の演技を行いその合計得点で順位を競うのですが、 5 本目に飛んだ「403 B 」は私のいちばんの得意種目でした。これは飛び込み台に後ろ向きで立ち、前に宙返りする「 1 回半宙返りえび型」という技です。

実は2種目でミスをしてしまい、途中で「もう無理かな」という局面もあったんです。ラスト1 本を飛ぶ前には、暫定 1 位と 8 点くらいの差がついていてかなり厳しい状況でしたが、最後はもう「やるしかない!ここで決めるしかない!」と自分に強く言い聞かせて。最後まで諦めずに戦ったことで金メダルに届くことができました。小さい頃から得意だったこの技で逆転することができたのが、なにより嬉しかったですね。また、ここまで支えてくれた両親やコーチに結果で恩返しができて良かったです。

ベストな環境で競技を続けるために選んだ地元での進学

「学業と並行して競技を続けたい」という思いがあったので、進学するなら地元でと考えていました。飛び込みという競技はクラブチームの数が限られているので、自分にとって環境が充実していると感じられた地元のチームで練習を続けたかったんです。だから大学選びでは、まずは家から近いこと、そして興味のある国際関係を学べるところがいいなと思い、共愛学園前橋国際大学を選びました。

国際コースを選んだ理由は、国ごとの文化や生活様式の違いに興味があったからです。これまで試合や合宿で海外遠征をする機会が多く、遠征先で目にしてきた日本とは全く違う街並みや暮らしはとても新鮮でした。

初めての海外は中学1年生で、カナダが開催地の試合に出場した時でした。その 2 年後にもカナダの試合に出場し、高校1年生ではドイツへ、3年生ではインドへ行きました。合宿でシンガポールへ行ったこともあります。空き時間には街を観光したり、現地のスーパーやショッピングモールを覗いたり、食事したり。いろいろな体験をさせてもらうなかで、海外の文化や生活様式に興味を持ち、大学でもっと深く学んでみたいと思ったんです。だから一度は海外留学にも挑戦して、現地のリアルな暮らしを体験できるホームステイがしてみたい。今はコロナ禍なのでなかなかそれも難しいですが、残り 2 年間で参加できたらなと思います。

語学に関しても、試合や合宿で海外の選手とコミュニケーションをとるために英語をもっと話せるようになりたい。上手くなったら、海外のトップレベルの選手に飛び方のコツを聞いてみたいですね。

残りの競技生活も悔いのないよう一つひとつの試合を大切に。

来年の日本選手権でもまたメダルを取ることが今いちばんの目標です。今回初優勝した「 1 メートル飛板飛込」のほかにも、「 3 メートル飛板飛込」や「10メートル高飛込」という部門があるので、次はすべての部門で高い順位を狙いたいです。

大学卒業後の進路はまだ決めていません。ただ、だいたいの選手は卒業とともに競技を引退しているので「私もそうなるのかな」という意識はあります。あと残り2 年と思うと試合の数も限られてくるのでさみしい思いはありますが、だからこそ今は、一つひとつの試合を大切に臨んでいきたいですね。

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