「SDGsと国際社会」授業にて、地球温暖化をテーマとしたワークショップを行いました
2024.06.10
5月28日、群馬県地球温暖化防止活動推進員であり本学教員の前川による「SDGsと国際社会」の授業にて、地球温暖化の構造やその要因、進行がもたらす様々なリスク等の解説と、個人・グループでのワークを行いました。

受講生は、レクチャーを聞いたうえで、ワークシートを使った“地球温暖化の影響予想”を個々に検討し、その後、グループごとに“地球温暖化”から生じる影響について、ワークシートを見せ合いながら、個別の現象とその繋がりについて議論しました。受講生は、個人で作成したワークシートを学生同士で見せ合うなかで、新たな視点を獲得したり、自分自身の行動変容の重要性に気づいたりしたようでした。

【受講者の感想】
「”地球温暖化”という規模の大きなものでも、少しずつ分解していくと結局は私たち自身に大きな影響をもたらすことが実感できました。いかに自分事として”地球温暖化”を捉えることができるかは、『これが進行するとどうなるのだろう?』や『ほかの分野や産業にも影響がでるだろうか?』といったように、個々人の想像力にかかっているということに気づきました。」
「地球温暖化を防止する策として、一人ひとりが地球温暖化について詳しくなることだと思いました。今回実施したワークのように、実際に温暖化によって自分たちの生活にどのような影響が出てくるのかをしっかり理解していれば、改善策を考えようと思えるし、なにより、それを行動に移そうとするはずだと思いました。」
「地球温暖化の防止は、政府からの策を待っているだけではなく、そもそも、自分たちの普段の生活から見直すべきだと思いました。今回のワークをしたことで、今まで温暖化と関係のないことだと思っていた、アマゾンの森の消失や美容に関する影響に気付くことができました。また、それら温暖化の影響は、全部自分につながっていることを知って驚きました。一人当たりの二酸化炭素排出量が国際的にも多いわたしたち日本人は、とくにしっかり意識すべきだと思いました。」
後期も同様にレクチャーとワークショップ行う予定です。学生のみなさんが地球温暖化の現実を知り、身近なところから行動しようと思える機会になればと思っています。