群馬のためにできることを探して:現場体験学修(大泉町)

2025年6月30日

 

授業「群馬で学ぶ」の一環として、大泉町での現場体験学修を実施しました。

 

「群馬で学ぶ」は「群馬のために自分たちに何ができるか」を主体的に考えることを目的とした授業です。県の総合計画を読み説き、富岡市、桐生市、大泉町、群馬県庁などで現場体験を行い、学生自身が具体的な政策提案へと落とし込んでいきます。

 

大泉町では「多文化共生」の視点で街づくりを考えました。同町は住民の2割強が外国籍、さらに国籍もブラジルを筆頭に世界54カ国から人が集まる日本でも有数の多文化共生の町です。

 

現場体験学修では、外国人向け支援施設ブラジリアンプラザで、観光協会の方からお話を伺ったり、現在の同町が多文化共生の町としての契機となったブラジルからの移民やブラジル人コミュニティについての資料館を見学しました。

 

 

大泉町観光協会の平野勇パウロさんの案内で町内の外国籍の住民が利用するスーパーへも足を運びました。日本のスーパーでは見かけない食材やサイズが並ぶ店内はまるで外国に来たようです。また、スーパー内には海外送金サービスのブースもあり、この町で暮らす外国人の生活を垣間見ることができました。

 

昼時には、「活きな世界のグルメ横丁」を訪れました。世界中のグルメの屋台が出店するこのイベントは、同町の観光の目玉の一つです。華やかなサンバのダンスステージもあり、学生たちもはしゃいだ笑顔を見せていました。

 

 

ひととおり街を巡った後は、平野さんへの質疑応答や対話の時間です。同じ群馬県内に住んでいても、初めて大泉町に来た学生がほとんどだったため、たくさんの発見があったようです。特に同町が進めている多言語化や、ごみ捨てなどのともに暮らしていくためのルールや配慮に関しては想像以上だったと驚きを口にしていました。

 

今回の学修にあたり、多大なるご協力をいただきました大泉町役場や同観光協会の皆様、「活きな世界のグルメ横丁」出展者の皆様、そして街中で温かく接してくださったすべての地域の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

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