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心理・人間文化コース教員紹介

Psychology,Humanity and Culture Course Faculty Profile

教員紹介

准教授

古澤 健太郎

FURUSAWA Kentaro

Profile

心理・人間文化コース専任講師。同志社大学神学研究科博士課程(前期課程)修了(神学修士)。日本キリスト教団教師。2010年から2017年まで沖縄で牧師として活動する。2021年に共愛学園前橋国際大学着任。専門は歴史神学。とりわけ、近代以降の非キリスト教圏がどのようにキリスト教を受容したのか、あるいは、キリスト教自身も外来の宗教としてどのように変化したのか、という視点から、多文化共生の歴史について研究する。主な論文は「沖縄におけるキリスト教受容 : 沖縄バプテスト連盟と土着信仰の関係に見る」(宗教と社会13(0),3-23,2007.)。

学生へメッセージ

【共愛学園とキリスト教の精神】
みなさんが今、ウェブサイトを見てくださっている「共愛学園前橋国際大学」は、キリスト教主義の長い伝統を持っています。「共愛」という名称も聖書に基づいたものとされていて、入学した皆さん全員が一度は必修授業としてキリスト教を学ぶことになっています。これは、学園にとってキリスト教主義の精神が欠かすことのできない大切な柱であることの表れです。
でも私は、学園のことを知るためだけにキリスト教を学ぶわけではない、と考えています。講義の中で、皆さんにはよくこんなふうにお話します。
「キリスト教を知ると、世界が今よりもちょっと面白くなるんですよ」

【広大な知の宗教】
キリスト教は今でも世界最大の宗教です。その影響力は極めて大きく、私達の身の回りにある様々な事柄と深く結びついています。医療や福祉はかつて教会、寺院が担っていた活動でした。クリスマスやハロウィンがキリスト教の暦によるものだということは、きっとよくご存知でしょう。日頃私達が恩恵を受けている法律や人権思想は、キリスト教をはじめとした宗教から強く影響を受けています。ニュースになった出来事がキリスト教の知識でよく理解できるようになることは日常茶飯事です。よく耳にするメロディーが実は讃美歌だったり、ヒットした映画、アニメ、漫画をより楽しむため聖書の知識が必要になったりと、壮大なことから身近なものまで枚挙に暇がありません。
これだけの広がりを持つキリスト教についての学びは、皆さんの専門分野を支える基盤となります。そして今なお多様化していく社会の中で、宗教についての知識は異文化コミュニケーションにも欠かすことができません。

【世界がちょっと、面白くなる】
そしてなにより、キリスト教を知ることで世界が今よりもちょっとだけ楽しくなるのです。
知識は、今はまだぼんやりとしか見えない「世界」を、よりくっきり見えるようにするための眼鏡のようなものです。そして、驚くほどの知の広がりを持っているキリスト教は、世界の解像度を上げるのに最適な教養です。今までぼんやりとして見えなかったものが細かい部分までよく見えるなる面白さを、ぜひ味わってみてください。
キリスト教に興味のある方はもちろん、例えそうでなかったとしても、知識を広げ、研究の足場を固めるために、一緒にキリスト教について学んでいきましょう。

研究内容について

私の専門は歴史神学です。特に沖縄のキリスト教について研究しています。沖縄は、世界のどの国とも異なる独自の歴史の中で様々な「異文化」を体験してきました。そんな沖縄で、第二次世界大戦の前と後、キリスト教が大きく発展した時期があります。近代化、民衆の宗教、そしてもちろん平和のメッセージを伝える宗教として、キリスト教と沖縄という異なる文化がどのように触れ合い、関わり合い、結びついたのか、ということを解き明かすことが私の目標です。これは、現代に欠かすことのできない多文化社会、共生社会について考えることに深くつながっています。
研究では比較的広い分野を取り扱うことになります。神学、宗教学、歴史学はもちろん、世界史、日本史、地理、社会学、哲学、場合によっては芸術の分野まで、キリスト教に関わることに広く視野を広げることが求められると考えています。
学びたいことが決まっている人も、まだなにをしたいか漠然としているあなたも、研究室に遊びに来てくださいね。

担当科目

キリスト教概論Ⅰ・Ⅱ / 現代社会と聖書 / 宗教と多文化共生 / 基礎演習Ⅰ・Ⅱ / 課題演習Ⅰ・Ⅱ / 卒業研究

研究実績

研究実績はこちらから(researchmap 研究者ページ)