教員紹介
教授
篠原 美登里
SHINOHARA Midori
Profile
国際社会学部英語コミュニケーションコース教授。
学歴:群馬県立太田女子高等学校卒業。明治学院大学文学部英文学科卒業。日本語教授法講座(米国ブリンマー大学において)修了、米国イーストカロライナ大学大学院より単位認定。米国アーカンソー州立大学大学院修士課程修了、スピーチ・コミュニケーション専攻、シアター・アーツ副専攻。
教歴:東洋女子高等学校専任教諭。米国アーカンソー州立大学文理学部講師。東京観光専門学校専任講師。明治学院大学、玉川大学、麗澤大学、高崎経済大学にて非常勤講師。獨協大学法科大学院、明治大学にて兼任講師。
学生へメッセージ
ゼミには、コミュニケーション論を履修し、さらに研究をしてみたいという学生が集まります。ゼミの活動は、リサーチ(調べること)、レポート(報告・発表すること)、ディスカッション(議論すること)が主になっています。そして、その成果を論文にまとめ、学年末に発表します。
取り上げるテーマは、「人間のコミュニケーション」という広い枠の中から、ゼミ生ひとりひとりが自分の興味関心に基づいて自由に選びます。主に研究方法の面から見て私が指導することが可能であるものということになりますが、それ以外の制約はありません。
学生が取り上げることの多いテーマとしては、「コミュニケーションとは何か」、「対人関係とコミュニケーション」、「言語・非言語によるコミュニケーション」、「コミュニケーションと性差」、「異文化間コミュニケーション」、「効果的なコミュニケーション」、「他人を動かすためのコミュニケーション」、「メディアとメディア・リテラシー」、「敬語」などがあります。
とはいえ、社会も人も常に変化を続けていますから、これから本学で学ぼうとするみなさんが、これまで先輩が取り上げてきたテーマに縛られる必要はありません。先輩の研究を大いに参考にしつつ、自身の興味関心に基づいて探求を深めていってほしいと思います。
研究内容について
主な興味の対象は、「コミュニケーション」と「ことば」です。とくに、ビジネスにおいて人と人とが「交渉」する場面を異文化という視点を交えて研究することが多いです。例としては、電話によるクレーム対応でやりとりされる英語に対してどのように思うかを、複数の国の人々にアンケート調査で聞き、その結果をそれぞれの国の文化的な特徴やそれらの間の比較を交えて分析するというものがあります。
グローバル化の時代は、異なる背景を持つ人々が意思疎通を図り、協力して物事を進めていかなければなりません。そこにはさまざまに難しさがあります。自分自身と相手に対する理解が十分でないことや、異なるもの同士が「ことば」でコミュニケーションすること自体についての理解が十分でないばかりに苦労したりすることがその例です。
こうした問題を解消するための研究は、これからますます必要とされてくるでしょう。少しでも人々の役に立つ研究ができればと考えています。
担当科目
コミュニケーション概論 / 翻訳・通訳演習 / Business English / Tourism English / Speaking of Japan / English Reading / English through Drama / Glocal Seminar / 基礎演習 / 課題演習 / 卒業研究