アセスメントポリシー
本学では、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーに基づき、教育の質を点検、保証し、絶えず向上させるために、以下の方針にて学修成果を可視化、評価します。
大学(機関)レベル
学生の進路状況(就職率、県内就職率、就職満足度)、資格取得、卒業時アンケート、学修ポートフォリオなどによって、学修成果の総括的評価を行います。
教育課程(カリキュラム)レベル
単位取得状況、GPA、外部客観テスト、大学間共通学生行動調査、資格取得状況など多角的な指標を用いてカリキュラム全体の学修成果の達成状況について評価します。また、各年度に全学生を対象とした学修成果の振り返り(リフレクション)を実施し、コモンルーブリックを用いた学生の自己評価結果から、学年ごと、コースごとの能力獲得状況を確認します。さらに、自己評価の精緻化のため、各学生が教員と面談(リフレクション面談)を行います。
科目レベル
シラバスにおいて各科目の学修目標、伸長を期待する能力、授業外学修の内容を明確に示し、学期末の授業アンケートの結果を用いて、科目ごとの学修成果の達成状況や能力の伸長、授業外学修について査定します。教員は各科目の目的に応じて、当該科目における学生の達成を評価するための方法をシラバスに具体的に明示し、その方法によって成績評価を行います。
教育の質および学修成果のアセスメント結果を最大限活用するため、IR(Institutional Research)組織を設置し、IR活動に積極的に取り組みます。IR組織は、多角的な視点から収集した学修成果指標を統合したデータベースを活用し、目的に応じて横断的、縦断的に分析することで、特定の科目(群)に固有の学修効果の解明、カリキュラム変更による効果の検証、学生の特徴にマッチした教育のあり方の模索といった精緻な質保証の取り組みを継続的に行います。IR活動によって得られた分析結果は、FDなどを通じて各部署にフィードバックし、教育活動の改善計画を策定に活用します。
学修成果のより具体的なアセスメント方法について、次の表に示します。
入学前後 | 在学中 | 卒業時・卒業後 | |
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大学(機関)レベル | ・各種入学試験 ・調査書 ・面接、志願理由書等 ・新入生調査 ・リフレクション (自己評価) ・学修行動調査 ・在学生調査 ・課外活動状況 ・離学率 ・休学率 |
・GPA ・取得単位数 ・ポートフォリオ ・ショーケース ・外部テスト ・学位授与数 ・進路状況調査 ・就職率、進学率 ・専門領域への就業率 ・県内就職率 ・資格取得 |
・卒業時調査 ・ 卒業生調査 ・リフレクション (自己評価) ・ポートフォリオ ・ショーケース |
教育課程(カリキュラム)レベル | ・各種入学試験 ・調査書 ・プレイスメントテスト ・面接、志願理由書等 ・新入生調査 ・外部テスト ・学修行動調査 ・在学生調査 ・課外活動状況 ・資格取得 ・留学率 ・離学率 ・休学率 |
・GPA ・取得単位数 ・リフレクション (自己評価) ・リフレクション面談 ・ポートフォリオ ・進路状況調査 ・就職率、進学率 ・県内就職率 ・資格取得 ・教員免許取得 |
・卒業時調査 ・卒業生調査 ・リフレクション (自己評価) ・ポートフォリオ ・ショーケース ・ショーケース ・学位授与数 |
科目レベル | ・プレイスメントテスト ・単位取得率 ・授業アンケート ・授業外学修時間 ・ポートフォリオ |
・科目成績 |