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児童教育コース教員紹介

Elementary Education Course Faculty Profile

教員紹介

教授

岸 一弘

KISHI Kazuhiro

Profile

児童教育コース教授。新潟大学大学院現代社会文化研究科博士後期課程修了、博士(教育学)、群馬県公立小学校教諭、大妻女子大学短大部専任講師・助教授、2005年4月より現職。(財)日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3、専門はスポーツ教育学、体育科教育学、コーチング学、主な著書『バドミントンを知る本』(単著、上毛新聞社)、『バドミントンの理論と実技』(単著、大学教育出版)。

学生へメッセージ

大学の授業を第1にすると共に、学内関係部署・各位との協働によって各種講座なども実施していきます。また、地域連携や社会貢献活動が重視されていることから、前橋市や近隣自治体とも連携強化を図りながら、実践的指導力を兼ね備えた教員の卵の養成などに従事していきます。児童教育コースは、小学校教員養成を主たる目的としています。私自身も数年間、公立と私立の小学校等に勤めた経験があります。その当時に比べると小学校教育現場は大きく変わってきています。それでも小学校教員は、とてもやりがいのある職業だと思っています。小学校教員に求められる資質・能力には、いつの時代においても変わらないものと、その時代の社会的状況に応じて新たに求められるものとの2つがあると考えられます。前者については、教員の仕事に対する強い情熱を持ち、全ての教員に求められる人間性を高めておくことや小学校教育に関する専門性を身に付けておくことではないでしょうか。後者については、現在の小学校教育が目指す方向に沿った学習指導を行うことだと考えられます。体育科教育を中心として、今後も小学校教員を目指す学生の皆さんと共に学び続けていきます。新しい小学校学習指導要領の完全実施は2020年度からとなっています。今回の改訂の目玉は、学校が組織的・計画的に教育活動を行う「カリキュラム・マネージメント」の概念や外国語の高学年での教科化並びに討論・意見発表を重視した「主体的・対話的で深い学び」を示したことにあるでしょう。体育科では、運動や健康に関する課題を発見し、その解決を図る主体的・協働的な学習活動を通して、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」を育成することになります。そのため、体育授業における「主体的・対話的で深い学び」の実現は、どのようにしていけば良いのか、真正の体育とはどのようなものなのかなど考えていきたいと思います。

研究内容について

第1の専門は、スポーツ教育学です。生涯学習社会におけるスポーツ教育の在り方について、バドミントンを中心に研究を進めてきました。第2の専門は、体育科教育学です。小学校における教科体育の教授・学習指導論を中心に研究を進めてきました。第3の専門は、コーチング学です。バドミントンの初心者指導に関する研究を長年進めてきました。次に、本学に就任してからの研究論文等について少し紹介します。3年目には学内紀要に論文『バドミントンの楽しみ方―生涯スポーツ論からみた4分類の検討―』を投稿しました。4年目には『小学校の体育授業で運動を教えるための能力―教員養成課課程での実践的指導力の育成について』を投稿しました。6年目には、北京オリンピックの競技成績に関する研究論文を発表しました。また、9年目には『小学校教員養成課程の体育科目における模擬授業の検討―受講生の「授業省察力」の変容に関して』等を発表しました。近年は、小学校体育のネット型に着目した研究を続けています。現職のまま新潟大学大学院の博士後期課程に通い、2016年9月に修了しましたが、学位論文のタイトルは『生涯スポーツに繋げるバドミントンの指導理論と小学校体育科でのバドミントンに関わる教材開発』でした。小学校学習指導要領解説体育編(2019,文部科学省)においては、バドミントンに関わる運動の記述が初めてなされました。具体的には、中学年のゲーム領域のネット型で「バドミントンやテニスを基にした易しいゲーム」が、また高学年のボール運動領域のネット型では「バドミントンやテニスを基にした簡易化されたゲーム」が示されたことで、中学校保健体育科のバドミントン授業への系統性を考慮したバドミントンに関わる運動を取り扱うことが可能になりました。今後は、小学校体育でのバドミントンに関わる典型教材の開発をいっそう進めていきたいと考えています。

担当科目

基礎演習Ⅰ・Ⅱ / 課題演習Ⅰ・Ⅱ / 卒業研究 / 初等体育実技 / 初等体育科教育法 / 健康運動実習 / バドミントン実技 / 教育実習事前事後指導(初等) / 教育実習(初等) / 教職実践演習

研究実績

研究実績はこちらから(researchmap 研究者ページ)