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情報・経営コース教員紹介

Information technology,Business management Course Faculty Profile

教員紹介

杉沢 一美

SUGISAWA Kazumi

Profile

情報・経営コース教授。名古屋大学大学院経済学研究科単位取得退学。経済学修士(名古屋大学)。名古屋大学経済学部助手を経て、共愛学園前橋国際大学に着任。現在は、経済・金融のリテラシー教育を中心に取り組む。

学生へメッセージ

経済や金融の入門的な授業を担当していると、学生から率直で鋭い質問が多数あります。その種類はとても多くてここにあげきれませんが、いくつか紹介してみます。
まず社会的な問題意識からの質問があります。その例としては、なぜ発展途上国の物価や賃金は安いのか、どうして世界共通の通貨ができないのか、こんなに国債が増えても大丈夫なのか、等々です。皆さんはどう答えますか?
その一方では日々の生活に根差した質問もあります。たとえば、保険のテレビコマーシャルを見ると、やはり保険に入ったほうがいいのだろうか、あるいは、知人がFXで稼いだらしいので、自分もFXをやってみたいがどうだろうか、運転免許をとって気がついたが、ガソリン価格は大きく変動する上にスタンドごとにかなり違う、なぜだろう、といった質問です。どう答えますか?
実は、どの質問にしても、答えるのはそれほど簡単ではないと思います。
なぜ、簡単ではないかというと、一つの理由としては、経済問題の解明に役立つさまざまな理論や分析方法を知る必要があるためです。それを知らないとヒントや考え方が見えてこない問題があります。
もう一つの理由は、経済の複雑さです。問題によっては、社会の制度や、あるいは国際的な連関を詳しく知る必要がありますし、歴史的な経緯、文化圏による違い、あるいは産業ごとの特性なども考察する必要がでてきます。実験的に検証することが困難な問題が多く、経済学者の間で議論が続く問題も珍しくありません。
しかし、いずれにしても、すべては率直な疑問から始まると思います。そして、いろいろな理論や方法を知って具体的に調べ、あれこれ考えてみることが大切でしょう。長期的に見て、現在の社会は大きく変化する過程にあると考えられます。若い皆さんには、その変化の良い面を先取りして幸せになってほしいと思いますが、そのためには、疑問から始まるこうした姿勢が役立つはずです。

研究内容について

金融リテラシーというのは、生活にかかわるお金の基礎知識のことです。たとえば、国民年金とは何か、将来のための貯蓄をどうすべきか、といったことが含まれています。私は経済や金融の入門的授業を担当していますが、その一つがこの金融リテラシーの授業です。
金融リテラシーは経済学の範囲に入りますが、ただし経済学で説明できない部分があります。というのは、経済学とは異なる倫理が関係する部分があるためです。これには少し説明が必要でしょう。
まず、経済学とは何かといえば、その中心は市場経済の解明です。市場経済とは、簡単にいえば、物品やサービスの売買を基本として社会的な分業がおこなわれる仕組みです。社会を大きな一つのシステムとすれば、市場経済は、その中で一定程度まで相対的に自律した一つのサブシステムとなっており、それ自身の固有の論理があります。このため、それを解明するべく経済学という分野が成立したともいえます。
そして、市場経済には倫理もあります。たとえば、市場では、ジェンダーやエスニシティなどによる差別なく全ての人が自由に参加でき、取引自体も公正に行われるべきであり、これは現在の市場経済の規範や倫理といえます。ただし、経済学においてそれが支持されるのは、人権という視点からではなく、社会全体で資源がむだなく使われて人々の満足度ができるだけ大きくなるためには何が望ましいのかという経済学的な視点によるものです。約束(契約)を守るとか、自己責任といったものも市場経済に親和的な倫理といえます。
しかし、一般的な倫理と市場経済的な倫理がいつも一致するとは限らず、むしろ両者が激突する問題も少なくありません。ここにあげるにはスペースがないのですが、私は、金融リテラシーの授業を担当している中で、そうした問題に向き合わざるを得なくなりました。現在は、社会システムにおける倫理の意味や個別の倫理的問題について検討しています。

担当科目

経済学概論Ⅰ・Ⅱ / 生活と金融 / 金融事情 / 時事経済 / 情報総合Ⅳ

研究実績

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