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2019年度 海外フィールドワーク(イタリア)がイタリアのTVで紹介されました!

今年度初めての実施となった海外フィールドワーク・イタリアでは、9月2日から10日まで、国際コースの学生10名とともに、イタリアの2つの都市(「水の都」ヴェネツィアと「風の都」トリエステ)、そして隣国のスロヴェニアとクロアチアを、9日間の日程で訪れました。

最終目的地のトリエステにて、トリエステ自治体と現地の日伊文化芸術振興会「友情」の共催で、「街に埋もれた好奇心―日本人大学生10名によるトリエステ再発見」と題するプレゼンを本学の学生が行い、イタリア国営放送地方局(RAI 3)に取り上げられました!

 

イタリアで実際に放映されたニュースはこちらよりご覧ください!

ニュース内容をイタリア語を訳すと、次のようなものでした。

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2019年9月8日放送 RAI 3 TGR フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア自治州

【見出し】なぜトリエステの人たちは「小さな」ポンテロッソの運河を「大運河」って呼ぶの?

この風変わりな問いは、ひょっとするとこの街の特徴をズバリ言い当てているのかもしれません。トリエステを訪れた10名の国際社会学を学ぶ大学生たちは、こうしたことについても調べにきたのでした。私たちトリエステ人と日本との関係は、貧相で退屈なものと思い込んでいたらとんでもない間違いで、なんとも驚くべきものでした。

【ニュースの抄訳】

キャスター:トリエステの日本人はどのようなことを考えているのでしょうか? この問いかけに3回の小さな連続イベントで答えていく催しがジューリア地方の街で開かれました。「日本人の視点」というタイトルで、最初のイベントがトリエステの東洋美術博物館で行われました。

最初の会合の主人公は、日本で国際社会学を学ぶ10名の日本人の女子大学生たちで、大学教員といっしょにイタリアを訪れました。トリエステの街なかで興味を引いたものを写真に撮り、その説明を学生たちが行うという試みでした。興味深い点が指摘されたり、一見すると取るに足らない疑問が挙げられました。たとえば「なぜ信号機はこんなに低いのか?」「なぜトリエステの人たちは、こんな「小さな」ポンテロッソの運河を「大運河」と呼ぶのか?」といった疑問でした。

鈴木鉄忠(共愛学園前橋国際大学):「彼女たちは数か月前までトリエステという名前すら聞いたことがありませんでした。そのためまっさらな感覚でこの街を見ています。もしかしたら彼女たちの写真が、トリエステの人たちの「当たり前」を考えなおすきっかけになるかもしれません」

キャスター:次の会合は、トリエステ市立歌劇場で月曜日と水曜日に行われる予定です。

マルティーナ・フェッロ・カーザグランデ(トリエステ日伊文化芸術振興会「友情」):「次の会合では、文学という視点からトリエステの街についてお話しする予定です。いまから何十年も前にこの街を訪れた日本人が、どのようにトリエステ体験したのか、そしてどのようにトリエステを日本に紹介したのか、これらの点を評論や小説を題材に掘り下げていきます」

キャスター:水曜日の最終回は、音楽が取り上げられる予定です。第1回目の会合が行われたトリエステ東洋美術博物館は、トリエステの名望家たちが極東への情熱をもっていたことを物語るもので、とくに19世紀のコレクションが展示されています。

ラウラ・カルリーニ・ファンフォーニャ(トリエステ市立博物館館長):「この博物館は、個人の貴重な所有物の一部を寄贈してもらって成り立っています。それはかつて東洋で働いていたトリエステの人々のおかげなのです。たとえばロイド海運会社がその代表例として挙げられます。そのため海運は、トリエステにとって常にイタリアとの関係の中心としてあるものでした。私たちの街はそうした固有性をもっており、日本や他の文化とも、海を通じてつながっていたのです」

以下に学生たちがプレゼンした写真の一部を紹介します。

写真① なんで信号機はこんなに低いの!?

写真② 接近しすぎの縦列駐車! どうやって出るの!?

写真③ 「小さな」運河を何で「大運河」って呼ぶの?

写真④ バスがなんで2台連結して1台なの? 2台に分けて本数を増やした方がよいのでは?

写真⑤ 街なかで犬の散歩をしている人がたくさんいるのはなぜ? お店の入り口にはワンちゃんの水飲み皿までご用意されている

写真⑥ スーパーのレジ係が座って仕事している… 日本ではみんな立っているのに

写真⑦ 平日の夜中近くなのになんでこんなに街なかに人がいるの?

写真⑧ 夜10時以降の子供の外出は群馬では禁止なのに、トリエステでは見かけるのはなぜ?

写真⑨ 夕焼けがとてもきれい!

いずれもトリエステの人たちにとっては見慣れた日常生活のワンシーンばかりで、あまりにも「当たり前」すぎて目にも止まらないものです。しかし、日本から初めてトリエステに来た学生にとっては、なんとも摩訶不思議でならないものばかりです。みなさんはどんな点が不思議だと思いますか? またこれらの写真に地元の人たちがどんな反応や返答をしたと思いますか? 

異文化交流のきっかけが、こうした小さな驚きや好奇心から始まることはとても重要のように思えます。なぜなら優劣関係や排除によってではなく、「他者」と「自分たち」との違いを「他者の合理性」として理解するきっかけになるからです。

立見席が出るほど盛況で、爆笑がおこったり、熱心な質問や地元の人ならではの的確な回答があったりと、あっという間の時間でした。詳しくはシャロン祭や最終報告書で紹介したいと思いますので、ぜひ本学にお越しください!

最後に、本企画に際して、多大なご協力をいただいたトリエステ日伊文化芸術振興会原田光嗣さんとマルティーナ・フェッロ・カーザグランデさん、トリエステ自治体およびトリエステ東洋美術博物館を含む市立博物館長ラウラ・カルリーニ・ファンフォーニャさんに厚く御礼を申し上げます。

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