共愛学園前橋国際大学では、2010年度から学生たちが自分が履修する講義の登録をiPod touchでできるようになりました。昨年度までは、学生たちはPC教室で履修登録を行い、そのため、履修登録時期にはPC教室が混雑し、学生たちの不満も高いという問題がありました。しかし、ユビキタス・キャンパスの完備によって、PC教室の混雑という問題を解決することができました。

学内ならどこでも履修登録




「ねぇ、どの講義を取るか決めた?]
「シラバス見てみようよ」
「この講義、登録してみようっと」

 ユビキタス・キャンパスにおいては、学生たちは学内のどこでも、いつでも全ての講義のシラバスを見て、そして、自分がとりたい講義を履修登録することができます。


 そのため、教室で、学食で、移動中の廊下で、学内のいたるところで本学の講義について話し合い、シラバスを確認し、自らが何を学ぶのかを話し合っている学生たちの姿を見ることができます。


 メンバーインタヴューでも詳述されているように、本学ではこれまで、履修登録やレポート提出といった、一定の期間のみPC教室が混雑してしまうという問題を抱えていまいた。こうした問題は、大学側が問題としているだけではなく、毎年行われる全学アンケートにおいて学生たちの不満として挙げられていました。本学ではこうした問題に対して、 ユビキタス・キャンパスによる解決を試みました。

 その結果は図1に示されています。図1に示したのは、履修登録が最も行われる履修登録最終日のPC教室混雑度の暦年比較です。昨年度においては、午後においては満室となっていたPC教室も、ユビキタス・キャンパスを導入した2010年度においては、昨年の約6分の1の混雑度に抑えることができました。

 

図1. PC教室の混雑度(2009年と2010年の比較)

PC教室のいらない大学、教室さえもいらない大学へ

 

 大学での学びは、昔のような大きな講義室でただ座って聞くといった座学から、様々な工夫を凝らした、体験授業や、PBL(学生が主体的になって問題解決を行う学び)へと変化しつつあります。つまり、ただ聞くだけの講義から、学生が自ら考え、動き、力をつけて行く授業へと変化していきます。

  そうした、新たな大学での学びにおいては、学生たちの学びは一つの教室の中だけに押しとどめることができません。ユビキタスキャンパスにおいてはiPodさえあれば、大学の全ての場所が教室になります。学生たちは自分たちの足で動き、iPodを使って世界と繋がり、様々な世界へと飛び出していきます。

 ひょっとしたら、10年後の大学には、教室なんて存在しないかもしれませんね。




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