トップページ  » 新着情報  » 国際コース「ディベート大会」を開催しました!

国際コース「ディベート大会」を開催しました!

国際コースの合同基礎ゼミでは、7月5日、7月12日、7月19日、7月26日の4週にわたってディベート大会を開催しました。

ディベート(是非型論題)とは、あるテーマについて賛成・否定の2グループに分かれ、自分の主張の正しさを、確かな根拠に基づいて論じ合うことです。もし自分とは異なる意見が出た場合、どこがどう違うのかの基準をきちんと示して、自分の主張の妥当性をあらためて論じなければなりません。

国際コースでは、2015年度からディベート大会を通じた「実践的な学び」を取り入れてきました。まだ大学生活に慣れていなかったり、友人関係が十分に確立していない1年前期だからこそ、ゼミのメンバーと資料収集や話し合いを活発に重ねていくことで、自分なりの大学生活のリズムを見出したり、ゼミでの良好な関係を築く機会にもなります(「ディベートを用いたアクティブ・ラーニング」に関するねらいについては、こちらをご覧ください)。

ディベート大会では、ゼミごとに1つのテーマが与えられます。ゼミのメンバーは、個人的な意見に関係なく、賛成派と反対派の2つのチームに分かれます。テーマとなったのは、以下のトピックでした。

「日本に原発再稼働は必要か?」

「日本の小学校英語教育は1年生から始めるべきか?」

「夫婦は同姓であるべきか?」

「日本は、過去の戦争(特に太平洋戦争)について、アジア諸国に謝るべきか?」

「CO2の削減に先進国と発展途上国が同じ義務を負うべき?」

「超高齢化の日本には、移民受け入れ政策が必要?」

ディベート(debate)の本来の意味に「打つ」「戦う」があるように、「言葉のバトル」です。自分たちの主張を確かな根拠にもとづいて展開しながら、予想される反駁から自分たちの主張を守らなければなりません。この「試合」に臨むためには、しっかりとした準備が必要です。そこで1年生は基礎ゼミのチームごとに集まって、何日も何週間もかけて準備し、ディベートの本番に臨みました。ディベートの勝敗は、その時「試合」に参加していない1年生全員と、国際コースの教員の投票によって決められました。そしてディベート大会には、国際コースの先輩たちが毎回参加してくれました。

いよいよディベート大会の当日。「試合」の舞台は、「チャペル」とよばれる大学で一番大きな教室です。緊張を感じながら、相手や聴衆に向かって自分たちの主張をわかりやすく、論理的に説明し、議論することに挑戦しました。

 

ディベート後は「初めてたくさんの人の前で話をしてとても緊張した」「リーダーを務めたことも大変だったが、自分自身の良い点や問題点も多数見つけることが出来た」「一つ一つの主張に資料を用意することの大切さが分かり、聞き取りやすく話すことの重要性を感じた」といった感想が出てきました。また「議論作りの段階からもっと積極的に参加すべきだった」「質問に対して的確に受け答えをするためには、多くの準備が必要だと思った」といった反省の声も聞かれました。

そして前期最後のゼミでは、先輩たちからディベート大会の講評とアドバイスをしてもらいました。「スライドの文字は見やすく」「オーディエンスの方を向いて話す」「堂々と話す」といった具体的な助言から、「基本用語の定義をする」「カテゴリー錯誤がないように気を付ける」「相手の意見を認めながら自分の意見を述べる方法」「ディベートは”キャッチボール”ではなく”ドッチボール”。ときには『受けとめる』だけでなく、『よける』も必要」といったディベートに関する実践的なアドバイスまで、丁寧に楽しく解説してくれました。

さて、一連のディベート大会を通じてわかってきたのは、ディベートを活用した学習の副産物です。それは「対話する力」と言えます。ディベートでは、討論の前と後で自分の主張が変わった方が「負け」になります。しかし、対話(ダイアローグ)では逆です。つまり、自分とは違う意見にふれ、話し合い、理解しようと試みることで、以前の自分の考えが変わることにこそ、意味があるのです。ディベートの本番で「言葉のバトル」を闘わせた学生たちは、ディベートの準備や他のゼミのディベートを聴くことを通じて、「なるほど、こういう意見もあるのだな」「自分とは違う意見だけど、たしかに一理あるな」「最初は共感できないと思ったけれど、いまはある程度理解はできる」といった”気づき”がありました。まさに「言葉による闘い」と「言葉による相互理解」こそ、国際社会を生きるために必要な力になってくるのです。

今回のディベート大会は、実際にやってみて初めて実感した難しさも含め、国際コース1年生にとって、とてもすばらしい経験になったようです。なお、今年度のディベート大会については、10月20日、21日の学園祭(シャロン祭)にて、ポスター展示を行いますので、ぜひご覧になってください!

国際コースでは、専門的知識、論理的思考力、旅する力、語学力、異文化理解の5つの能力を総合して「国際力」と呼び、それを伸ばすことを目標としています。今後も国際コースでは、国際力を培うための様々な試みをしていきます。(国際コースについて詳しくは、こちらをごらんください)

一般の方のお問い合わせ:027-266-7575 入試に関するお問い合わせ:0120-5931-37

〒379-2192 群馬県前橋市小屋原町1154-4 TEL 027-266-7575 FAX 027-266-7576
Email mkc@c.kyoai.ac.jp